佐賀県 あさご藩

県産力を最大化する。

佐賀県の県産品をPRする。そのために企画・実施しているプロジェクトが「あさご藩」です。数百年前の佐賀にかつて存在したという架空の藩(=あさご藩)を舞台とした本格時代劇…という虚構のストーリーではありますが、その背景には佐賀の持つ「県産力」を最大限に活用するというテーマがありました。

佐賀は元々、干潟で有名な有明海で採れる海苔の、日本一の産地です。さらに雄大な佐賀平野は九州有数の米どころとしても知られ、非常に良質なお米が生産・収穫されています。さらにその平野では野菜の生産や畜産も盛んで、全国有数の高級肉「佐賀牛」なども有名です。それらを「朝食(朝ごはん)」というテーマでPRするという相談を佐賀県より受け、企画作業を行いました。

実はこの県産品を「朝食」というテーマでPRすることは、過年度に渡って行われていました。しかしながらそれをより、佐賀県らしくPRすることができないか。そこで思いを巡らせたのが、佐賀の歴史的な背景です。明治政府設立の立役者となった薩長土肥の「肥」…つまり肥前国である佐賀県は、大隈重信をはじめとする偉人を輩出した土地でもあり、また「武士道と云ふは死ぬことと見つけたり」という一節で有名な「葉隠」が記された土地でもあります。つまりは「武士の国」である佐賀。そこに「あさご藩」という藩が存在したら…?という架空のストーリーを考案し、提案するに至りました。つまり、県産品のPRに合わせてその県の歴史的な背景そのものを文脈に盛り込むことでより効果的なPR戦略が作れるのではないかと考えたのです。

このあさご藩という世界観を表現するWEBムービーを制作・公開するのを皮切りに、藩士募集と題して県民からレシピを募集したり、佐賀城を使ったあさご藩の試食会を行いました。また、海苔に食べられるインクでコピーをプリントした「海苔込みチラシ」など、あさご藩という世界観を活かすことで様々な企画が統一感を持って展開することができました。その県、その土地の本来の魅力を見出し活用することで単発では終わらない継続的なPRにつなげる。地方創生事業において私たちがとても大切にしている、視点の一つです。

WEB動画はこちらから(5分54秒)