熊本県 ともにすすむ サロン屋台村

地元愛を最大化する。

2016年4月14日及び16日に発生した熊本地震は、熊本のみならず、九州に住む多くの人たちの生活や意識を一変させました。そして今もなお、その影響は深く、強く、続いています。それは、九州を主な仕事の領域とする私たちにとってももちろん他人事ではなく、地震発生直後より継続的に、地元企業の皆さまや地方自治体などの事業のサポートを通じて「九州を元気にする」コミュニケーション企画を実現することに微力を尽くしてきました。

この企画は、震災より1年以上が経ち、どうしても風化してしまいがちになる震災への記憶と、その震災の辛さを乗り越えてそれでも前に進む熊本人の、九州人の強さを記録し、全国へ伝えるためのプロジェクトです。
その際に最初に気をつけたのは、このプロジェクトを『広告』として捉えるのではなく『コンテンツ』として捉えることでした。地元・熊本の人に愛され、日本中の人が見てくれるコンテンツを如何にして作り、発信していくか。その原動力として注目したものは「地元愛」です。 その地元愛を体現したコンテンツメーカーとして、最初にお声がけしたのは、熊本出身のアーティスト「WANIMA」の皆さんでした。
2017年紅白歌合戦にも出場した際に歌った楽曲『ともに』。
レコーディング直前に熊本地震が起こり、急遽地元熊本への思いを歌詞に反映して発表したこの楽曲は、発表直後よりWEBを中心に大きな話題になっていました。その楽曲の根底に流れる地元愛を「ともにすすむ」というキャッチコピーとして表現し「昨日より今日、今日より明日を明るく生きる熊本人を描く」というクリエーティブのコンセプトを決定。そのコンセプトをベースに被災地で何度も緻密な取材を行い脚本化。「ともにすすむ サロン屋台村」というテレビドラマを制作しました。

特筆すべきは、出演してくれたタレント・エキストラ・ロケ地を提供してくれた皆さんが「地元愛」というただ一つの思いを持って、厚意で参加してくれたということ。ドラマは熊本・益城町の仮設住宅団地での試写会より始まり、熊本市内の複数の映画館での上映後、テレビでのオンエアを通じて、全国の皆さんの元へお届けされる予定です(2018年2月本稿執筆時現在)。

地震という悲劇的な出来事が起きた時でも、地元愛を原動力としたコミュニケーションを通じて九州を元気にしていく。それも私たちの大切な使命の一つだと考えています。

ともにすすむ サロン屋台村(予告編・30秒)