プロジェクト
今年で移転開設50周年を迎える「さがけいば」。
大分の中津競馬・熊本の荒尾競馬が相次いで閉鎖される中、九州唯一の地方競馬として迎えた50周年。
支えてくれた地元佐賀、九州の競馬ファンに感謝を届けることはもちろん、
全国での認知度向上も目的に周年キャンペーンを実施することになりました。
さがけいばの素朴であたたかなおもてなし「うまてなし。」を周年スローガンに
スタッフが総出演するブランドPVを制作。
その他にも、コロナ禍での周年であることを踏まえ、
現場の雰囲気を体験できるWEBムービー「おいでやすこが様をうまてなし。」
CIのリニューアルやファンファーレ・オリジナルキャラクターの制作など、
次の100周年に向けてのリブランディングも含めた、壮大な周年プロモーションとなりました。
■全国でオンリーワンの競馬場を目指す。
周年プロモーションを考えるにあたって、
地元への感謝と同じく意識したのは、全国の競馬ファンの注目を如何にして集めるかということ。
というのも、コロナ禍でネットで競馬を楽しむ層が急増。
全国に数多ある競馬場の中から想起してもらうために、
さがけいばの個性や強みを印象付ける必要がありました。
キーとなったのは、さがけいばで働く皆さんの「ホスピタリティ精神」。
競馬初心者でもわかりやすい解説。売店や食堂スタッフの素朴で気さくな人柄。
そんなあたたかなおもてなしを「うまてなし。」という周年スローガンで表現。
周年プロモーションの中心に据え、様々な施策を展開していくことになりました。
■PVだよ!クライアント全員集合。
ブランドPVの企画で考えたのは、さがけいばで働く皆さんが心を一つにして挑む「パドック大行進」。
撮影当日まで何人集まってくれるのかわからない…という極限の状況でしたが、
当日は仕事の合間を縫って、なんと150名を超えるスタッフの皆さんが集合。
ミスが許されない状況の中、皆さんの一体感と笑顔のおかげで撮影は一発OK 。
公開した動画のコメント欄は敢えて解放。長年さがけいばを愛してくれたファンからの祝福コメントはもちろん、
訪れたことのない方からも「行ってみたい」とポジティブなコメントに溢れました。
クライアントの協力なくしては実現できないブランドPVが完成しました。
■おいでやすこが様をうまてなし。
将来的に現地に足を運んでくれる潜在顧客を増やし、賑わい感を創出していくことも重要なミッション。
コロナ禍や遠方で現地に足を運ぶことができないお客様にもさがけいばの魅力を感じてもらう方法はないだろうか?
考えたのは50周年のイメージキャラクター「おいでやすこが」を起用した体験型WEBムービー。
クライアントの飯田さんがナビゲーター役となり、さがけいばのスタッフがおいでやすこがを全力で「うまてなし。」。
台本のないやりとりや普段は入れない施設の裏側もご紹介。
さがけいばの表も裏も堪能でき、動画を見たお客様が実際に現地を訪れるきっかけに。
集客にも繋がるコンテンツとなりました。
■パートナーシップで描くプロモーションの未来。
WEBムービーだけでなく。
CI、ファンファーレ、マスコットキャラクター、レース告知ポスター、WEBイベント、場内装飾など、
オンオフ様々な領域でコンテンツを制作。
すべてに共通していることは、クライアントの理解や協力がないとできないクリエーティブであること。
代理店の一方的な思いだけでなく、クライアントとの距離感、対話、遠慮のない意見のぶつかり合いが
想像を超えるアウトプットを生み出していく。
さがけいばは今年だけでなく、今後も更に成長、拡大していくことを確信しています。
■クライアントのコメント
と最初は少し引いて付き合っている感じがありました。(笑)
だけど、ブランドPVの撮影から認識が変わりました。
電通九州の皆さんは純粋に面白いことが好き。
それでいて誠実。この規模での周年プロモーションで不安もあったのですが、いっしょに進めてくれる安心感があり、
私自身、楽しみながら取り組めています。
これから先、共にどんな展開をつくっていけるか?
ワクワクしています。
左:さがけいば 飯田係長 右:電通九州 古田 (営業)