プロジェクト
釣りえさが社会を良くする! ESAから良いサイクルを。「ECYCLE PROJECT」
着目したのは、長年問題となり続けてきた食料廃棄物問題。
開発したのは「食料廃棄物から生まれた魚と環境にやさしい釣りえさ」です。
食料廃棄物を釣りえさに加工することで、フードロスを減少させると共に、
海や魚にやさしく釣りを楽しむことができるようになりました。
さらには、この釣りえさを使用すること自体が食料廃棄物・海洋汚染などへの問題の関心と行動を起こし、
子どもたちの食育にもつながるように。
釣りえさを中心に、ESAから良いサイクルが生まれる、それがECYCLE PROJECT(エサイクルプロジェクト)です。
食料廃棄物を釣りエサに!
【原料・中身に関して】
海産物を食品加工する際に出る廃棄部分(アラや内臓部分など)を焼成→粉砕して生産。
添加物などを使用しないため、海に負荷がかかりません。
【女子学生の声をそのまま形に】
九州大学女子学生の「かわいい」を最大限に活かしたおしゃれなデザイン。
「釣具屋さんに置いている釣りエサは全部同じに見える…」
という釣り初心者の学生さんの意見をもとに開発したパッケージです。
【環境にやさしい段ボール素材】
「とことん環境に配慮した商品にしたい」という想いでパッケージの素材には段ボールを使用。
IMARI株式会社がもつ段ボールの撥水加工技術を用いて、水辺でも使用できるパッケージに。
(※今後さらなる改良をする予定)
【内容量のこだわり】
390グラム(カップ型):3人家族が1日あたりに出す食料廃棄物の量
910グラム(大容量型):1人が1週間あたりに出す食料廃棄物の量
手に取っていただいた方に、「これだけの廃棄物を出しているのだ…」とより実感していただきたく設計。
これまでとこれから
アイデア、ネットワーク、情熱以外全くのゼロの状態から始めた本プロジェクト。
最初は自宅のミキサーで実際に釣りエサを作ってみたり、暴雨の中試し釣りを行ったり…
試行錯誤の1年半でした。
そうして出来上がった「食料廃棄物から生まれた魚と環境にやさしい釣りえさ」は現在下記店舗で発売中!(2022年9月時点)
まるきん伊万里本店:〒848-0035 佐賀県伊万里市二里町大里乙3番地24
まるきん福岡糸島店:〒819-1621 福岡県糸島市二丈上深江字小西968番地1
まるきん佐賀北部バイパス店:〒849-0934 佐賀県佐賀市開成6丁目12番地35
まるきん平戸店:〒859-5121 長崎県平戸市岩の上町1102番地4
2022年8月、株式会社萬坊様と
タイアップ釣りエサを発売開始しました。
普段から食料廃棄物を出さない取り組みをされている
株式会社萬坊様ですが、
それでもどうしても出てしまう
魚のあらや内臓部分を取り込んでいます。
また、釣りエサの販売と同時に小学生親子向けの特別食育イベント「海の中の教室」も開催しました。
海上レストランでの魚釣り体験、イカさばき体験、食育授業など普段は体験できない特別プログラムでした。
今後は、このプロジェクトを全国に発信していくべく、企業や釣りユーチューバーとのタイアップ企画など予定しています。
そして最終的には、このエサイクルプロジェクトの売り上げの一部を海の保全活動に使用し、海に還元していきたいと考えています。
プロジェクトメンバーのコメント
今回のプロジェクトは、「地元企業×地元大学×電通九州」の産学連携チームで活動しています。
IMARI株式会社
代表取締役社長 福井康一郎氏
我々は梱包資材の製造販売に長年携わっています。
その中でも感じるのはパッケージも
サステナブルへの移行が求められているということです。
本プロジェクトでは、パッケージはもちろん、
製造自体もサステナブルで
それが教育ツールとして利用できるものをめざしました。
梱包資材屋が作る釣りエサプロジェクトなので
パッケージデザインにこだわり、
釣り初心者の方でも親しみやすく
愛される商品となることを願っています。
私たちは大学で映像制作や心理学について学んでいます。
物事を世の中に発信していくことの
意義や可能性を感じていますが、
その中でもSDGsのような地球規模の問題については
なかなか自分事化しづらいものだと思います。
"ECYCLE PROJECT"は
そんな問題を解決するプロジェクトです。
私たちのような若い世代が考え、発信し、
広めることでSDGsをより身近なものにしていきたいです!